県内でノロウイルスが流行しています(2015年12月9日)

 茨城県内で、ノロウイルスによる集団感染が発生しています。十分な注意が必要です。集団感染の大半は、誰かがまずウイルスに感染し、施設内でヒトからヒトへ感染して、爆発的に流行します。症状を持ったまま保育園、幼稚園、学校などに登園(登校)することによって、その子どもが感染源となり、周囲の子ども達に感染が広がってしまいます。

 症状がある場合は、病院を受診してください。下痢・おう吐の症状が落ち着くまでご自宅で様子をみて頂けたらと思います。感染を拡大させないためにも、ご理解・ご協力の程をお願い致します。

 

<症状>

(軟らかい便から水のような便を1日何回も繰り返し出ることがある)

おう吐(1日何回も繰り返し出ることがあり、吐き気が続いて食欲がなく食事が取れなくなることがある)

発熱(あまり高い熱にならないことが多い)

だるさ(思うように体を動かすことが出来なかったり、横になることが多くなる)

 

<感染>

おう吐物や下痢便には、ウイルスが大量に含まれています

そしてわずかな量のウイルスが体の中に入っただけで、容易に感染します。

 

<処理>

  1. マスク・手袋(使い捨て)を着用し、雑巾・タオル等で吐物・下痢便をしっかりとふき取る

2、ふき取った雑巾・タオルはビニール袋に入れ、密封して捨てる。

3、うすめた消毒剤(目安:水250mlに対してハイターキャップ1杯)でおう吐物や下痢便のあった場所を中心に広めに消毒する。

4、汚れた衣類は、うすめた消毒液85℃以上の熱湯に1分間つけてから洗濯をする。

※汚れた衣類は大きな感染源です。そのまま洗濯機で他の衣類と一緒に洗うと、洗濯槽内にウイルスが付着するだけでなく、他の衣類にもウイルスが付着してしまうので、注意しましょう。

                                  ナースセンター 看護師 佐藤・武石