すみれニュース(vol.206) 2016年2月1日

 厳しい寒さが続きますね。

 子ども達は、ひんやりとした空気を肌で感じたり、白い息を吐いたりと、小さな体で季節を
感じながら過ごしています。「ゆき、ふるかなぁ~?」と、雪が降ることを心待ちにしている子ども達に、「ふるといいね♪」「ゆきがふったら、なにしよう?」と問いかけてみると、「ゆきだるま」「ゆきがっせん」「おままごと」・・・子ども達の想像が広がります。「ねぇ、ゆきたべていい?」と聞かれたときは、思わず笑ってしまいました。

 園庭のすみにある畑には、霜柱がいっぱいです。子ども達は、寒さに負けず、霜柱を踏んでみたりして、毎日冬の発見をしています。今しか出来ない遊びを一緒に楽しみたいと思っています。

 先日、砂場で大きな声(会話?)が聞こえてきたので、そっと見に行くと、そこは工事現場でしょうか。「そこ、もうちょっと・・」「だめだめ」「ここは、もっと高くして~」など・・・
年長さんを中心に、なにやら山を作ったり、トンネルを作ったり。「ここに砂をもってきて!」
砂山を作るのは年少さんです。

思わず一言、「工事中ですか?」と私が尋ねると、「ちがうよ、町をつくってるんだよ。」
「ここが川でね、トンネルもあって、ここが道。木もあるよ」子ども達の想像が膨らみます。
細かく説明してくれる姿をみて、灰色の砂場は、子ども達には、きっとたくさんの色がついて見えているんだろうなぁ、とワクワクしながら見ていました。年長さんのひと言ひと言を良く聞いて、年少さんは、手伝ったり、見守ったり、真似をしたり。お兄さんお姉さんから学ぶことは、たくさんあります。
 改めて、集団生活のすばらしさを感じました。

                                           すみれぐみ      はっとり けいこ

 

 

すみれ1

   「わぁ~!サクサクしてる」

すみれ2

     みんなの町づくりに夢中