すみれニュース(vol.207)2016年2月6日

 

三学期が始まったと思ったら、あっという間に1月も終わり、2月に入りました。毎日寒い日が続きますが、園庭で遊ぶすみれっこの元気な声が、園中に響いています。

 

2月3日の節分当日、ひよこ組ではこんなエピソードがありました。

朝から子ども達は、手作りのお面とマスを身に付け「おにはーそとー!」「鬼さんが来たら頑張って退治するぞ!」と張り切っていました。

豆まき集会が始まり、節分についての話しをしていると、鬼に変身した先生が、ひよこ組のお部屋に入ってきました。その瞬間、子ども達は鬼の怖さに近くの先生にしがみつき、豆まきをしようとしません。

その時、クラスではいつも気の弱いAちゃんが、勇気を出して「おにはーそとー!ふくはーうちー!」と鬼に豆をまき始めました。それを見て、怖がっていた子ども達も、先生と一緒に一生懸命豆まきを始めました。みんなの力で鬼は、お部屋から逃げていきました。

 

鬼がいなくなったのを確認したAちゃんは、私のもとへ駆け寄ってきて、「鬼さん怖かったよ」と急に泣き始めました。いつもなら自分から前に立ち行動する事が少ないAちゃんが、勇気を出して、怖いのを我慢し鬼退治をする姿を見て、尽かさず私はその子をギュッと抱き寄せ「頑張ったね!すごい!!」と褒めてあげました。

 

日々、様々な場面で「自分が頑張らなきゃ!」と強い意志を持てる子が増えてきて、一歳児の成長はすごいなと感心させられます。そんな子ども達の成長を担任として見守る事ができるのも残り2ヶ月。少ない期間ですが、子ども達が楽しく無病息災で過ごせるように努め、楽しい生活を送りたいと思います。

ひよこぐみ たなか ゆき

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    「おにはーそとー!」

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「いらっしゃいませ!」お店屋さんごっこ!