すみれニュース(vol.265)2017年3月23日

 爽やかな風が園庭を駆け巡りながら暖かい春の便りが届き、日なたにいると、ポカポカとしてとても気持ちよく過ごせるようになりました。

 

 別れの季節でもある3月。毎年この時期になると、辛く寂しいものです。3月18日(土)晴天の中、第40回卒園式が行われ、77名の子どもたちがすみれこども園を卒園しました。

 

 昨年度も年長組を担任させていただき、今年度は2度目の年長組ということもあり、1年目とはまた違った緊張感の中、4月の始業式を迎えました。まだあどけなさが残る表情で、「しばたせんせいだ!」とニコニコ笑顔で迎え入れてくれたことを今でも覚えています。この1年を振り返ると本当にあっという間だったなと強く感じます。4月当初から最高学年としての自覚が強く感じられた子どもたち。小さい子の面倒を見る姿、困っているお友達にそっと声をかける姿、先生のお手伝いをする姿、沢山の優しさが溢れていました。

 

 2学期になると行事に追われ、目まぐるしい毎日でした。どの行事においても年中組の時より格段にレベルが上がり、子どもたちにとって練習は大変な思いだったと思いますが、常に向上心を持ち、弱音ひとつ吐かずに一生懸命練習に取り組む姿に、この学年の強みは“諦めずに頑張ることのできる強い心”だなと感じていました。本番では期待以上の演技を見せてくれた子どもたちにいつも涙を誘われ、一つひとつの行事を終えるたびに、子どもたちの大きな成長を感じることが出来ました。

 

 そして3学期、最後の大きな行事である音楽おさらい会での合唱で会場全体を包み込むような素晴らしい歌を歌ってくれた子どもたち。私を含め会場にいた方々全員に大きな感動を与えてくれました。3月に入ると本格的に卒園式の練習が始まり、今まで以上に毎日が早く感じられました。卒園に向かう意識がだんだんと高まる中、「先生!1年間ありがとう!」「先生のクラスになれてよかった!」と声をかけてくれる子どもたちに何度も涙を堪える日々でした。そしていよいよ卒園式当日。卒園証書を受け取る姿は進級した頃よりひと回りもふた回りも大きく逞しく感じ、一人ひとりその子との思い出を噛み締めるように名前を呼ばせていただきました。子どもたちの門出にふさわしい、とても素晴らしい卒園式になったことをとても嬉しく思います。

 

 4月からは沢山の希望を抱き小学生となる子どもたち。すみれこども園での様々な経験を糧に、キラキラ輝く毎日を過ごせることを、心から願っています。保護者の皆様におかれましても、子どもたちのみならず、園全体を支えていただきましたこと、深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

                                                りすぐみ しばた みき

卒園おめでとう!みんな大好き!

   卒園おめでとう!みんな大好き!

春休みも元気にのびのびさん!

   春休みも元気にのびのびさん!