外遊びは体力向上・学びにつながります(2019年11月2日)

 朝晩めっきり寒くなり、周りを見渡すと木々の葉は緑から黄色へと変わり、紅葉が始まりました。今年の運動会は、台風の影響により二度も延期となり未だに運動会を実施することが出来ずにいます。

 保護者の皆様は、子供たちの出迎えに立つ私に「先生、冬の運動会になってしまいますよ!」「今度こそ雨が降らないように、沢山のテルテル坊主をつくりましょう!」「この時期の設定が悪いですよ。雨が降るの、わかっているじゃないですか!」「文化祭と一緒にしましょう!」等、様々な声をかけてくださり、ありがたく思っております。

 明日、11月3日(金)「文化の日」にやっと運動会が開催できることになりました。私たち職員も保護者の皆様の思いと同じで、今まで一生懸命練習してきた子供たちに早く運動会をさせてあげたい気持ちで一杯であります。

 さて、スポーツの秋にちなみ、先日10月9日の朝日新聞にスポーツ庁が毎年行っている「体力・運動能力調査」で初めて、小学校(6から11歳)入学前の外遊びの頻度と今の体力の関係を調べた結果、「外遊びの多い幼児 小学校で高い体力」との掲載記事が載っておりましたのでご紹介いたします。

 幼児期に外遊びをしていた子どもほど、小学校に入ってからも体力がある・・・・。 「幼児期には体を動かすことは、小学校での運動やスポーツの習慣につながっている」とありました。

 外遊びが「週6日以上」だった10歳女子は、50m走や握力などの体力テストの合計59.1点で「週1日以下」だった10歳女子より8点ほど高く、10歳男子でも「週6日以上」の層は「週1日以下」より5点ほど高い結果が出たようです。

 一方入学前の外遊びの頻度を男女で比べると「週6日以上」はいずれの年齢でも男子の方が女子より数ポイント高い結果で、これは育て方の影響などで、男女の運動習慣の差が幼い頃から表れているようです。

 幼児教育でも子どもの外遊びをさせるべき6つの理由があります。
1、五感を刺激して脳の活性化につながる。  2、体力がつく  3、生活リズムが整う  4、社会ルールを学ぶ機会になる      5、前頭葉が発達して集中力がアップする。
6、思考力・想像力がつくがあげられています。

 外遊びから得るものは体力的なことばかりではなく、心の能力を伸ばす意味からも必要とされていますので、小さいうちから外遊びをお勧めします。幼児期は遊びの中で沢山の事を学んでいます。
 保護者の皆さんも適度な運動をすることでストレス発散がされると思いますので、子供とともに体を動かしてみてはいかがでしょうか。
                              園長   柴田幸子

脱穀

刈り取った稲の脱穀をしました。

脱穀2

小さいお友達は、年長さんに実の取り方を教わりました。