進級・進学は、先生方にとって一抹の寂しさがあります。(2018年2月28日)

 2月が終ろうとしているのに、まだまだ空気の冷たさを感じます。三寒四温を繰り返しながら春は少しずつ近づいてくるのでしょうか。球技場の記念碑脇の紅梅はきれいに花を咲かせています。記念碑の脇には白梅と紅梅が並んで植えられており、共に花が咲くのかなと思いながらいましたが、白梅はまだ咲きそうにありません。
 
 毎年の事ではありますが、この時期になると子ども達の会話は進級、進学の話題が飛びかい、年長組のお友達は「ランドセル買ったよ」「早く学校に行きたいな」等とお友達と会話をする姿が見られます。年長組の先生方は、子ども達の会話を聞き一抹の寂しさを感じることもしばしばです。年中組、年少組のお友達は「次はもも組になるんだ。」「うさぎ組がいいな。」等とあどけない笑顔でそれぞれの思いを言葉にしています。個々の思いや願いが叶うといいのですが。

 先生方はこの1年間、子ども達と向き合い共に笑い、共に泣き、共に頑張り、子ども達の個々の成長を願い、一つ一つ発達を考え成長の積み上げをして、「僕の先生は○○○先生」「私の先生○○○先生」と誇らしげに語り、その担任の先生がいないと不安になり先生を探す姿もあり、先生と子ども達は信頼関係を築き、絆を深めてきました。

 3月のお別れは、子ども達や先生たちにとってさまざまな思いがあり、先生方は、一人ひとりの姿を見ると、様々なことが思い出され涙があふれてきます。成長の度合いはまちまちでも、多種多様に美しく成長する子ども達、個性というかけがえのないその子だけが持ち得る息吹を感じます。この1年が先生方や子ども達にとって心に残る思い出深い園生活になったことでしょう。
 
最後に私事ですがインフルエンザにかかり、子ども達が一年間かけて一生懸命取り組んできた大切な行事、音楽おさらいに参加することができなかった事はとても悔やまれてなりません。「子ども達と一緒」「先生方と一緒」を常に念頭に共に活動してきたのに、子ども達の頑張りを見てあげることが出来なかったこと本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。お友達の頑張りは、先生方から聞きました。よく頑張りましたね。
  園長先生は皆さんに心から「ごめんなさい」を言わせていただきます。 年長組のお友達、残された期間一緒に沢山遊びましょうね。そして立派に園を巣立っていってください。
                                                   園 長  柴田幸子

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記念碑脇の紅梅がきれいに咲きました

手遊び

年少組のお友達は先生と一緒に手遊びが上手にできるようになりました。