すみれニュース(Vol.313)2018年2月28日

 いよいよ今年度も最後の3月になりました。年中組の子ども達も進級したころはまだまだ年少さんらしさがあり、あどけない様子もありましたが、気が付けばいつの間にか心も体もすっかり大きくなっていました。お友達に優しくできる子、困っていると助けてくれる子、自分で気づいてゴミを拾ってくれる子、諦めず頑張る子…様々なお兄さん、お姉さんの姿がもも組の中で増えてきています。私もとても嬉しく思います!

 そんなもも組の子ども達はおさらい会を終えて、いよいよ年長組への進級に向けてひらがなの練習や名前の練習が始まりました。鉛筆の正しい持ち方や姿勢をみんなで確認し、50音表の文字をなぞったり、お手本の文字を真似して自分の名前を書いて練習していきます。
A:あー!これ〇〇くんの あ だね!
B:わたしのもみつけた!
私:じゃあ、みんなでゲームしよう!最初は先生の みえ を見つけてね。
と、子ども達といろいろな名前を見つけ盛り上がりながら、ひらがなを見ていきました。
しかし、いざ鉛筆を持って練習を始めるとその盛り上がりがピタッと静まり、誰も話すことなくものすごい集中力で取り組んでいます。思わず私から「すごく集中しているよ!」と子ども達に伝えてしまうほどです。50音表と名前を書き終えると「終わったー!」と自信たっぷりに見せてくれます。そして私が花丸を書くと満足そうに遊びを始めています。たまに、自分の出来に満足したのか「先生!僕、自分で花丸書いておいたよ!」と、なんとも愉快な子もいて、思わず笑ってしまいました。

 始めたばかりのころは形が曖昧だった子も、回数を重ねていくうちに成果が現れてきています。まさにコツコツの練習が大切ですね。うまく書くことができず、「もう一回書く」と言っている子もいます。諦めず一生懸命な姿に私も隣で見届けて、書けた時には一緒に喜びを味わっています。子ども達をたくさん褒め、花丸もたくさん書いてどんどん伸ばしていきたいと思います。

 

                                                       ももぐみ  いわぶち みえ

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       しー!集中!

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       寒くても元気!