2学期、子ども達は達成感から生きる力を身につけています。(2018年11月14日)

いつしか園の木々の葉は赤や黄色に色づきすっかり秋に変わりました。2学期の子ども達の園生活は毎日が大忙し「一人ひとりが輝いた運動会」に始まり、顔を真っ黒にしながら土をかき分け掘った「お芋掘り」、秋の日差しを浴び自然の中に身を置き広場で思い切り遊んだ「遠足」、毎日をのりやはさみ、クレヨン、画用紙と格闘して、創造性豊かな個性ある、世界に一つしかない作品を作り出した「文化祭・作品展」等さまざまな活動に子ども達と先生は「無心に」「全力で」取り組んでいます。

子ども達は、走ることも、演技することも、絵を描くことも、ちょっぴり大変だけど辛いけど最後まで、力いっぱい行うことで「達成感」を感じ、そのやり遂げた思いが子ども達の「生きる力」につながっています。

のびのびと演技している笑顔や真剣な顔、思いどおりに作品が仕上がらないで困った顔、リレーで負けて涙する顔もあります。でも、心の底から楽しむから笑顔がこぼれ、思いを込めて力を注ぐからその結果に涙がこぼれるのです。絵が上手に描けたから上手くいかなかったからダメではありません。どれだけ夢中になり、どれだけ思いを込めて力を注ぎ取り組んだかが大切で、幼児期にはこの体験を沢山することが必要かと思います。

いま、子ども達はその体験をしながら生活をしています。「頑張れ」ではなく「頑張っているね」「勝ってよかったね」ではなく「頑張ってよかったね」とさりげなく声をかけてあげましょう。子ども達は「今の姿」を認めてもらう事で、更に伸びていくでしょう。二学期はまだまだ行事が続きます子ども達の達成感(生きる力)を培うことが出来ることを願います。

先生方にも子ども達と共に達成感を味わい、保育の楽しさを感じ取ってもらいたいと思います。そして、私は先生方に「がんばって!」ではなく「がんばっていますね!」の言葉を伝え先生方の今の努力を認めてあげたいと思います。

園長  柴田幸子

今年度の文化祭一流に触れるは「タップダンス」保護者の皆さんは笑顔で楽しみました。

游藝棟では科学の体験をしました。水がこぼれない実験「うまくいきましたね。」