すみれニュース(vol.357)2019年1月18日

 年が明けて、早くも1月の半ばに差し掛かりました。寒さが一段と身に染みるこの季節。白い息を吐きながらも、子ども達は元気に走り回っています。私と子ども達が、この年中組で過ごす日々も残りわずかとなってしまいました。

 そんな中、すみれこども園では今年度最後の大イベントである“音楽おさらい会”の練習が本格的に始まっています。
その中でも特にみんなが熱くなっている演目が、太鼓やシンバル、鉄琴、木琴、オルガン等を加えた“合奏”です!

 1学期からわくわくデーを通して打楽器などの様々な楽器と触れ合い、音を合わせる楽しさを学んできた子ども達。それぞれ自分がやりたい楽器に立候補したり、実際に演奏をしてみたり、話し合ったりして自分の担当を決めました。

 そして太鼓の担当を決める時です。右手が天井につくくらい真っすっぐピンッと伸ばして、
「せんせい!ぼくにやらせてよ!!」と立候補するG君。何が何でも僕がかっこよく太鼓を奏でてみせるぞ!と、気合いと根性を胸に、練習を始めました。
G君に限らず、自分で決めた担当の楽器を、まずはパートごとに、一生懸命励まし合い、教え合いながら練習する子ども達。
つまずいても、簡単に投げ出したり諦めるお友達は誰もいません。それはきっと、この年中組での1年間で培われ、子ども達の心に深く根付いている、“自信”や、人との“信頼”が子ども達を強くさせたのだと思います。

 合奏も歌も、ピアニカも、決して1人では成り立ちません。みんなで1つのものを作り上げる喜びや、自分の役割を責任を持って成し遂げる達成感をみんなで味わうことができると思っています。そして何より、お友達もおうちの方も、みんなが楽しめて感動する音楽おさらい会にできたらいいですね。

                                                         ももぐみ さかした えりか

    みんなで息を揃えてね

    スラスラ弾けるように練習だね!