子ども達は新しい環境、生活に慣れ一歩を踏み出し始めました(2019年5月14日)

 平成から令和に元号が変わり、話題となっていた10連休も終わり園は通常の保育に戻り、また 子ども達の元気な歓声が響き渡っています。長い休みとなり3歳児クラスのお友達は、登園渋りが起きないと良いと思っておりましたが、思っていたより登園渋りの子も少なくスムーズなスタートとができ一安心しました。5月になると各学年とも本格的な活動開始となり、日々様々な活動が行われ活気あふれる園生活となります。
先生と子ども達の絆が深まるのもこの時期からで、担任は一人ひとりの個性を理解し関わることができ、子ども達も先生を信頼し心を寄せ、安心して生活ができる様になります。

 幼児期は、人生の中で一番素直な時期であり、最も記憶力の良い時期であると言われていますが、短期的な記憶はできても、長期的な記憶は難しいようです。「乳幼児の記憶力」の研究では、「生後6ヶ月で、24時間前のことが思い出せる」 「生後13ヶ月で、1ヶ月前のことが思い出せる」 「生後28ヶ月で、4ヶ月前のことが思い出せる」とされています。長期的な記憶は、3歳ぐらいからがスタート、と考えていいようです。

 しかし、脳は、3歳までに8割ができるとも言われており、3歳までに基本となる「土台」ができるようです。「楽しい」と感じれば、「楽しい」と感じる脳細胞が発達し、反対に、「悲しい」「つらい」と感じれば、「悲しい」「つらい」と感じる脳細胞が発達するそうです。だからこそ、特に、脳が急速に発達する、乳幼児期に、親の愛情をいっぱいかけて育てることがとても大事だと思います。(楽しい、嬉しい脳細胞を発達させるために)
保護者の皆様も愛情をたくさん感じられるように子どもたちと接していきたいですね。私たち保育教諭も子ども達が愛をたくさん感じられるような関わりをしていきたいと思います。

 子ども達はこの時期、園の中で様々な遊びを楽しんでいます。3歳児さんはお部屋から園庭に目を向け、足を一歩踏み出しお砂場で「プリンやごはん、カレーライス」などを作り、おままごと遊びを盛んに行っています。まだまだ行動範囲は狭くいつも先生と一緒にいます。4歳児さんは鉄棒やブランコ、滑り台などの固定遊具を利用して友達と一緒に遊ぶ姿があり、5歳児さんは園庭全体を使い、「ごっこ遊び」を楽しみ「虫探し」に夢中になっている姿があり、「ときめきの杜」の隅に穴を掘っているのは年長さんのようで、いつも数個の穴があり埋めても、埋めても穴は掘られています。
子ども達が何かに夢中になっているときの目は生き生きと輝いています。そんな生き生きとした子ども達の目の輝きをたくさん見たいですね。

<今月はたんぽぽ組担任-千葉真理子先生を紹介致します。>
 千葉先生は新採1年目の先生です。ハスキーボイスで人との関わりはとてもクールですがハートは温かいです。四人兄弟の長女で小さいころから弟や妹の面倒を見ていたそうで、子どもが大好きな先生です。
ピアノは少々苦手なようで、課題曲があると毎朝早く出勤し、ピアノの練習をしている努力家です。
まだまだ慣れないところもございますので、保護者の皆様には温かな見守りとご指導をお願い致します。
                                       園長 柴田幸子

年少組さんはお部屋から一歩踏み出し砂場で遊ぶのが大好きです

たんぽぽ組担任 千葉真理子先生です。毎日一生懸命保育に取り組んでいます。