大切な仲間と過ごした夏休み(2019年9月3日)

 日差しや虫の声に少しずつ秋の気配を感じるようになってまいりました。9月2日より二学期が始まり、全園児が園に戻り活気あふれる生活がまた始まりました。
暑い夏でしたが、それぞれのご家庭ではどんな夏を過ごされたでしょうか?
 今年の年長さんの夏休みは「いきいき茨城ゆめ国体デモンストレーションスポーツの合気道」の参加に向けた、「合気道」の集中稽古、茨城近代美術館に出向き「手塚治虫展」の観賞、夏祭りでの「おみこし担ぎ」など大切な仲間と目的や目標に向かって取り組んだ夏休みではなかったでしょうか。

 暑い中、時には「練習したくない」という声も聞かれましたが、努力をして真剣に型を覚え頑張って合気道の稽古に取り組みました。
8月25日(日)当日の演武披露では、三代目道主植芝守央(もりてる)先生をはじめ合気道の関係者の皆さんやご来賓、一般の方など1400名の皆さんの前で年長組67名のお友達は石塚千鶴先生の号令の基、凛とした姿で素晴らしい演武を披露しました。関係者の皆様からは沢山のお褒めの言葉を頂きました。

 そして、何よりも子ども達は「苦手だけど」、「気が進まないけど」と思いながらも努力をして、頑張って乗り越えた達成感を一人ひとりが感じたのではないでしょうか。子ども達に大きな拍手と「頑張ったね」の言葉を贈りたいと思います。稽古のために送り迎えをしてくださった保護者の皆様、会場まで見学に来られたご家族の皆様にも感謝申し上げます。あきらめずに努力し続ける、その経験や体験はしっかり自分のものとなり強い力、自信となり子ども達の意欲や夢につながると思います。ご協力ありがとうございました。

 「鉄腕アトム」・「リボンの騎士」の作品を書いた手塚治虫展では、学芸員の方に案内を頂き作品を観賞しました。手塚先生は医師の資格を持つ方で、医師の道に進むか、漫画家になるか悩んだとき、母親に「あなたの好きな道を選びなさい」と言われたそうです。親であれば、生活に困らない医師の道をと考えると思いますが、手塚先生の母親は自分で考えるよう導きました。そして、手塚先生は漫画家の道を選択し歩み始めたそうです。
手塚先生のお母さんは本人の思いに寄り添い、「あなたの人生なので、自分の思いで進みなさい。」と、大きな寛大なお心で母の思いを伝えたのでしょうか。素晴らしい母親だったのだと思いました。

 そして、夏祭りはあいにくの天気にはなりましたが、小雨の中、年長組の神輿が威勢よく夏祭りに花を添えてくれました。本当に年長組さんは園の最高学年の頼もしさを感じます。
これからも、仲間と共に協力し合いながら沢山の活動を繰り広げて行ってもらいたいと思います。大切な仲間と共に生活することの楽しさを沢山味わってください。

 今回の先生紹介は、もも組担任岩渕美江先生です。
岩渕先生は園でお仕事を始めて6年になります。子ども達からは少々厳しい先生と思われがちですが、きちんとした保育方針を持って取り組んでいる先生です。しかし、自分の保育方針をなかなか明確に皆さんに伝えることが出来ず、子ども達や保護者の皆さんと意思の疎通が出来ずにいる所もある様に見受けられますが、子どもや保護者の皆さんのことをいつも真剣に考えている先生です。ご遠慮なさらずに何でも岩渕先生にお話しください。
                                      園 長  柴田幸子

 素晴らしい演武を披露してくれた年長組のお友達

  美術館見学では、手塚治虫の世界に触れました

    元気一杯神輿を担ぎました

    韓国が大好きな岩渕先生です