すみれニュース(vol.401)2019年12月13日

 今年も残りわずかとなりました。寒さが一段と厳しくなり、園庭の木からたくさんの葉っぱが落ち、冬らしくなってきましたね。それでも、子ども達は寒さに負けず園庭で元気いっぱい遊んでいます。

 さて、すみれこども園では12月4日(金)に毎年恒例の「お餅つき」を行いました。子ども達は先生と一緒に杵を嬉しそうに持ち、「よいしょ!」と元気な掛け声で紅と白のお餅をつきました。ひよこ組・ナーサリーのお友達も興味津々な様子で見学しながら、幼稚園のお友達を応援しました。みんなとても上手にできて、立派なお餅が出来あがりました。

 年長組のお友達はそのお餅の一部を使い、一足早い「ならせ餅」を作りました。茨城には小正月の前日にならせ餅を飾る習慣があり、紅白の餅を木にならせ無病息災と五穀豊穣を祈願します。今ではなかなかできない体験で、子ども達にも地域の伝統を学ぶ貴重な経験になったのではないでしょうか。見た目も可愛らしく食べてしまいたくなりますが、今年も健康で美味しいものをたくさん味わえるように祈願して、子ども達のお部屋の前に飾りました。お迎えの際などに是非ご覧になってみてください。

 そして幼稚園のお友達は、ついたお餅を給食のお雑煮にして食べました。子ども達は、「今までで一番美味しい!」と自分達がついたお餅に大満足の様子でした。季節の行事を通して、子ども達が地域の伝統や食事にも興味を持つきっかけになれば、と思います。

じむ おおうち しょうへい

お餅をぺったんぺったん♪

「ならせ餅」上手にできるかな?