すみれニュース(vol.432)2020年7月30日

 7月も終わりに近づき、あっという間に8月ですね。梅雨はまだ続いており、室内で過ごすことも多いですが、子どもたちは室内でも色々な遊びを楽しんでいます。今年度は7・8月に登園日があり、例年よりも短い夏休みですが、子どもたちは「お友だちに会える!」と嬉しそうに登園しています。
 
 さて今回は、私が担任するもも組のお話をしたいと思います。毎日元気いっぱい、笑顔の絶えないもも組のお友だちは、外で遊ぶことが大好き!中でも、おにごっこやかくれんぼが好きなようで、外へ行くと必ずどちらかで遊んでいます。
 
 子どもたちと一緒にかくれんぼをしたある日のことです。かくれ場所を探していると、「ここにかくれよう!」とAちゃん。みなさんご存知の通り、かくれんぼは色々な場所にかくれて見つからないようにするゲームです。なので私は、「向こうにかくれるね!」と言い、B君と一緒に違う場所にかくれました。ところが少しすると、私とB君が隠れていた場所に「やっぱり私もここにする!」と、Aちゃんとほかの子どもたちもみんな来て、同じ場所にかくれる事になりました。
 
 もちろん大勢でかくれているので、すぐに見つかってしまいました。見つかってしまうと、「見つかっちゃったー」と残念そうな子どもたち。そこへ違う場所へかくれていたCちゃんが来て、「かくれんぼは、色々な場所かくれた方が見つからないんだよ!」と言うと、「そっか!」とその時は納得した様子。今度はバラバラにかくれるのかなと、見ていましたが、やっぱりみんなでかくれたいようで、何回やっても「ここがいいんじゃない?」と相談しながらかくれていた子どもたちでした。わたしはそんな子どもたちを微笑ましく思うと同時に、絶対見つからないようにすることよりも、みんなで何かを一緒にする楽しさの方が大きいのかなと感じました。
 
 昨年度までは0~2歳児の担任をしており、今年度、初めて年中組の担任になり、大きくなるとこんな事もできるんだ!こんなことも考えられるんだ!と毎日発見と驚きの連続です。そして子どもたちは、沢山の可能性を秘めているのだと感じます。初めてのことに「難しいよ~」と弱音を吐く子どもたち。けれど、練習していく中で少しずつできるようになると、「出来たよ!」「楽しい!」と喜びの声と笑顔を見せてくれ、そんな姿に私も嬉しくなります。これからも、27名の子どもたちの良いところを沢山伸ばし、何事にも挑戦し、できた喜びを共感しながら、過ごしていきたいと思います。

ももぐみ えばた みほ

   見て見て!虫を見つけたよ!

  楽しくお話をしながら粘土遊び!