すみれっ子81名が旅立ちました。大きく羽ばたいて欲しい。2021年3月23日

 園庭の桜の開花とともに、「年長組81名のすみれっ子」が旅立ちました。3月13日(土)は、お別れを惜しんでいるかのように、朝から春の雨が降っていました。年長組の最終学年はコロナ禍が続く中での園生活となり、活動も感染対策を講じた形となり簡略化の活動となりました。卒園式 当日子ども達は、ビバルディーの「四季」の曲に合わせて、会場に堂々と入場して、大きな声で返事をして証書を受け取り、力強い歌声で式の歌を唄っている姿に立派に成長した姿を見ることが出来ました。

 こども園での生活は、保育園部門からの入園児は6年間、幼稚園部門からの入園児は4年間過ごし先生やお友達と共に、これからの「生きる力」を育む土台作りをしてきました。この土台は出発の踏み台にすぎません。園で積み重ねてきた経験を生かして、それぞれが新しい場所で新たな「生きる力」を強固なものとしてもらいたいと思います。すみれっ子の旅立ちを職員一同お祝い申し上げます。

 そして、在園児のお友達は一年間、先生と共に絆を深め信頼関係を築いてきましたが、3月19日(金)に修了の日を迎えました。この日、子ども達は先生から4月からの新しいクラスを教えてもらいました。

 その日、年中組の女の子はお迎えに来たお母さんに、「わたし、ねこ組になったよ。」と嬉しそうに伝えている様子が目に入りました。その子は、「年長さんになること」「ねこ組になること」をとても楽しみにしている様子でした。
今のこの時期、子ども達の心は一つ大きくなることへの自覚と期待が育っているのだなと、しみじみ感じる光景でした。

 4月からまた新たな生活が始まります。すみれこども園で沢山の経験をして、いろいろなことに興味を持ち挑戦し、失敗したらまた挑戦する。一人ではなく、周りのお友達と一緒にできる。そんな子ども達に育ってくれることを願い、新たな気持ちで新学期を迎えたいと思います。

 令和2年度、保護者の皆様には大変お世話様になりました。令和3年度も、安全第一に職員一同新たな気持ちで教育・保育に取り組んで参りますのでよろしくお願い致します。

                                           園 長 柴田幸子

     堂々と入場する年長組さん

  担任の先生と最後のお別れをするお友達