すみれニュース(vol.452)2021年3月24日

 あっという間の1年間。4月にすみれこども園に入園され、ご縁あって0歳児クラスの担任をさせていただきました。子ども達の成長ぶりには、日々驚くことばかりでした。入園当初、まだ歩けなかった子が、つかまり立ちをし、押し車を押せるようになり、今では、「よーい、どん!」のかけ声で、一緒にかけっこができます。その姿を見るとき、私たち職員は、一喜一憂し「その時」を一緒に過ごすことができたことに喜びを感じています。

 この頃は、卒園した年長さんが毎日遊びに来てくれて、かわいい、かわいいと面倒を見てくれます。滑り台の階段を上る際、背中をそっと支えてくれたり、朝の会で一緒に歌ってくれたり、抱っこをしてくれたりもします。(赤ちゃん扱いです)年長さんの姿は、もうすでに小学生のようです。そうしてもらった子たちは、また自分より年下の子に同じようにしてあげるのでしょう。そんな姿を見ながら、集団生活の素晴らしさを改めて感じています。

 子ども達にとって大切なことは、「意欲」だと思います。食べたい、触りたい、行ってみたい。大きくなれば、やってみたい、作ってみたい、挑戦したい、とどんどん世界が広がっていきます。できるできないではなく「やる気」を持つこと。そして私たちは、その子の今を見守り、励まし、気持ちに寄り添える保育者を目指し、これからも子ども達と楽しく過ごしていきたいと考えています。

 今年度は、コロナウイルス感染症対策で、園生活や行事が思うようにできませんでした。それでも元気に明るく過ごした子ども達。保護者の皆様には、たくさんのご理解、ご協力をいただきまして、本当にありがとうございました。

 また新しい1年がはじまります。出会いを大切にして、これからも笑顔で、子ども達と過ごしていきたいと思います。

                                                 ふくえんちょう はっとり けいこ

 

      大きくなったね♪

      朝の会のようす

    桜がきれいに咲きました