すみれニュース(vol.474)2021年9月17日

 日に日に秋が深まってきました。日中は、子ども達のからだを包み込んでくれる優しい日差しがとても気持ちいいのですが、朝夜は涼しいという寒暖差がある時期です。寒暖差に負けず元気に過ごしましょう。

 バスに乗っていると、色々なものを子ども達と見ることができます。道路に咲いている曼殊沙華を見つけてみたり、百日紅の花を見つけたり。目に飛び込んできたものを、「あれはなに?」「これはなに?」と、子ども達は、知りたがり、覚えるのが得意で、毎日話題に尽きることがありません。子どもの「なんだろう?」に、耳を傾けられるよう、日々向き合っていきたいと考えています。

 2学期のイベントと言えば、運動会ですね。どのクラスも、少しずつ練習が始まりました。

 年少さんのお遊戯の練習をのぞいてみると、一生懸命担任の先生の話を聞いて並ぶ子や、石拾いをしている子や、しゃがんで芝生をむしっている子と様々ですが、先生たちが上手にあの手、この手で子ども達のやる気をアップさせています。「がんばったから、いっぱい遊んじゃお~」と、R先生が言うと、子ども達の笑顔がキラキラしていました。子ども達のやる気や表情が変わる魔法の言葉を、たくさん使って、運動会の練習を盛り上げていました。

 年中さんは、パラバルーンを頑張っていました。年少さんの憧れです。音楽に合わせて、先生のかけ声にしっかりと合わせています。子ども達に「上手になったね。」と声をかけると、「楽しいから、もう、全部できるよ。」と自信満々です。見た目以上にしっかりとバルーンを掴んでいないと、空気が入ってうまくコントロールできないので、バルーンを掴んでいた各クラスの先生たちは、一曲終わった後は、顔が真赤になっています。「お疲れ様」と、声をかけると、笑顔で「筋肉痛です」と答える先生達は、底抜けに明るく、子ども達に良い影響を与えています。

 年長さんは、リレーや、組体操と種目も多いですが、動きも機敏でさすがといった感じです。先生の声掛けに、どうしたらきれいに並べるか、揃えられるか、子ども達に考える時間をつくりながら練習をしている様子が見られました。表情も真剣です。先生の一言一言に大きな声で返事をする子がいました。やる気がみなぎっていて、見ていて嬉しくなりました。練習が終わって声をかけると、「先生ずっと見ていたでしょ。」と、嬉しそうに声をかけてくれた子がいました。私は大きな声で、「かっこよかった。」と伝えると、恥ずかしそうな笑顔を見せてくれました。年長さんになると、見ていてほしい、認めてもらいたいという気持ちが大きくなります。これからも、しっかり応援していこうと改めて思いました。

 初めにお伝えしましたが、運動会の練習はまだ始まったばかりです。子ども達と先生が楽しく取り組んでいます。お家へ帰ると、子ども達が園生活の様子を教えてくれると思います。お子さんのがんばりをたくさん聞いて、認めて、また明日につながっていけるよう、たくさんの応援をよろしくお願いします。
     
 コロナ禍で今もなお生活に大きな影響を受けている日々ではありますが、子ども達のこの一年は一度きりです。引き続き感染対策をしっかり行っていき、楽しいイベントができる方法を模索し、少しでも多くの経験を積み重ねていけるよう、職員一同努力していきたいと思います。

                                                 ふくえんちょう はっとり けいこ

    「丸になりました!」

 

     「大きい波、素敵」

 

    「倒れる練習も真剣!!」