食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、実りの秋!楽しいことがたくさんある季節がやってきました。過ごしやすくなってきたこともあり、毎日よく食べ、よく動き、遊びを楽しんでいる子どもたちです。
すみれこども園にも、様々な秋がやってきています。園庭に落ちているどんぐりを拾ったり、花壇のコスモスを眺めたり、子どもたちは思い思いの秋を楽しんでいます。
10月7日には、すみれこども園の畑で、さつま芋堀りを行いました。今年のお芋は大豊作で、子どもたちは自分の顔より大きいお芋や、連なって出てくるお芋に「先生!こんなに大きいお芋採れたよ」 、「僕7本も掘ったよ」 と大興奮の様子でした。子どもたちは、次々にお芋のありそうな場所を探して掘り出し、例年の倍近い数のさつま芋を収穫することができました。
採れたお芋は子どもたち自身が選び、「これで大学芋作ってもらおう」などと目を輝かせながらお持ち帰りしました。素敵なお料理になって食卓に並んだことと思います。園でも給食でさつま芋のレモン煮や、おやつでスイートポテトとして子どもたちに提供しました。自分たちの手で植えて収穫をしたさつま芋の味に、子どもたちも「お芋甘くておいしい」とあっという間に完食し、おかわりをしていました。自分で植えて収穫したさつま芋は、特別おいしく感じられたことと思います。
また10月13日の給食には、「ななかいの里コシヒカリ」のお米を使用したメニューを子どもたちに提供しました。「ななかいの里コシヒカリ」は、城里町のブランド米で、お米日本一コンテストで2011年に最優秀賞(日本一)を受賞した特別栽培米です。食べてみると、甘さの中にも一粒一粒がしっかりとしていて、コシがあり、お米の味を口いっぱいに感じることができます。子どもたちに「今日のお米は、特別な作り方で作られた、とってもおいしいお米だよ」と伝えると、子どもたちはお米を口の中でしっかり味わいながら、「いつもより甘い」、「おいしいからいっぱいおかわりしよう」と、いつもとは違うお米の味を、一人ひとりが自分なりに感じることができました。
すみれこども園では「食育」をとても大切にしています。食育は、知育・体育・徳育の基礎であり、子どもにとって大切な要素がたくさん詰まっています。子どもたちが少しでも食に興味を持ち、すくすくと元気に成長できるよう、これからも食について考える機会をたくさん提供していきたいと思います。
依然として、新型コロナウイルスの影響が大きく、様々なものに制限される生活が続いています。一刻も早い、コロナ禍収束を祈りつつ、引き続き新型コロナウイルス感染対策を続けてまいります。
じむ おおうち しょうへい