すみれニュース(vol.507)2022年5月30日

 優しく温かな日差しの中、汗ばむくらいに戸外遊びを楽しんでいる子どもたち。園庭に咲いている花や虫などに興味を示し、「このむしなに?」や「このおはななんていうの?」など、子どもたちが夢中になれるものが、たくさん増えてくる季節となりました。

 私が今年度担任をしている、ナーサリー2歳児クラスは、元気で活発な男の子6人と、明るく頼りになる女の子3人の計9人で、毎日元気に楽しく過ごしています。9人全員、とても思いやりのある優しい子です。

 子どもたちは、とにかく身体を動かす事や、楽しい事が大好きです。毎週1回必ず行っているリトミックでは、前日から楽しみにしていて、当日の朝は「きょうはリトミックだよね!」「はやくやろうよ!」などの声がたくさん聞こえてきます。リトミック中は、うまくできないお友だちを気にかけ、「がんばれ!」と声を掛けていたり、「じょうずだね」と褒めてあげたりと、優しい言葉を掛けている子をたくさん見かけます。

 先日は、みんなでプランターにミニトマトの苗植えをしました。水やり当番を決めて、毎日2人ずつミニトマトに水やりを行っています。「おおきくなーれ!おおきくなーれ!」「トマトのあかちゃんまだかなー」と思いを込めて水やりをしている子どもたち。日々ミニトマトの生長を楽しみにしているところです。水やりをしていたNちゃんが、「やさしくおみずあげようね!」とお友だちに声を掛けている姿を見て、お友だちだけでなく、植物や作物にも優しい心を持っているんだなと感激しました。

 私自身3年ぶりの2歳児担任。毎日楽しくて仕方がありません。「ゆきせんせい!」と名前を呼んでくれる嬉しさや、日々できるようになった事が増えていき、子どもたちと喜びを分かち合える幸せ。こんな感情を抱けるのは、子どもたちのおかげです。まだ今年度が始まって2カ月。幼稚園部門進級までの間に、たくさんの経験を子どもたちにさせてあげたいです。

ナーサリー2歳児 たなか ゆき

             「おおきくなーれ!おおきくなーれ!」

                            おえかきに夢中!