すみれニュース(vol.508)2022年6月10日

 梅雨に入り、これまで汗をかきながら園庭を走り回っていた姿から一変、雨が続き気温も下がり、室内で活動することが多くなりました。保育室を覗くと、紫陽花やカエル、カタツムリなど梅雨の季節を感じることのできる、子どもたちの個性あふれる製作物がたくさんありました。

 

 年長組では、逆上がりの練習に取り組んでいます。逆上がりができるためには、筋力などの体の成長だけではなく、心の成長も大切です。できなくても諦めないで、続けて練習する気持ちがカギです。子どもからすると逆さまになって回ることは未知の世界。

年中組の時にできるようになったS君。何度もクルクル回っているのを見ていた仲の良いR君が、「ぼくもできるようになりたいなぁ。」と一言。

 

“きっとぼくにもできる!”と、挑戦するきっかけになりました。

それから毎日毎日、鉄棒と向き合い、時には「もうできなーーーい!」と言うこともありましたが、手のひらに豆ができても、R君はとっても頑張っていました。

 

 ねこ組で人気の絵本の一つ【おもいやりの絵本】

・悪口を言わないこと

・喧嘩をしても、謝ることができれば、嫌な気持ちは続かない

・動物は、心を込めて世話しよう。言葉は話せなくても、心はつながるよ。

など、生活する上で大切なことが、イラストと共にたくさん書かれています。

 

“少し内容が難しいかな”と思っていたのも束の間…。絵本を読みながら、

「ごめんねはすぐに言うんだよね!」「私の家のねこは、喉を触ると喜ぶんだよ」「私、挨拶は自分から言ってるよ!」など、子どもたちの優しさが伝わってきました。

すみれこども園の教育目標である、

《丈夫な明るい子》《思いやりのある子》《みんなと仲良く遊べる子》《進んでなんでもする子》のように、日々成長していることに改めて気づくことができました。

 

 年長児にとって園生活最後の年。経験や体験を大事にして、記憶に残る一年にしていきたいと思います。

 

                                              ねこぐみ  あおき みずほ

    お友達と仲良く絵本の時間

  みんなの笑顔がとっても大好き!